猫と暮らす平屋の家
~ロードサイドとしての住宅~
猫好きの40代の夫婦が暮らす住宅である。
敷地は北側に県道、西側は弟夫婦が暮らし、東側と南側からは見晴らしの良い景色が広がる。
今回の計画では交通量の多い県道沿いの敷地、見晴らしの良い景色が広がる敷地としての2面性のある敷地としての建ち方が求められた。
そこで、普段生活するリビング・フリールームを包み込むように、建築主の要望を反映しながら、北側は玄関から続く2間の土間収納・パントリーを設け、キッチンの窓は通風のための最小限の窓とし、東側は寝室、西側には水回りを配置し、外部からの緩衝ゾーンとしている。
緩衝ゾーンに包み込まれたリビング・フリールームの南側には見晴らしの良い景色が広がり、夏の日射遮蔽を考慮した庇を設けている。
県道沿いの外観は特徴的でありながらも白と板張りのテイストで柔らかさを演出し、この住宅がロードサイドの風景になること期待している。
建設地 徳島県
階数 平屋建て
構造 木造(R+house)
施工 ブリーズハウジング