平野太郎建築設計事務所

奈良の建築家、注文住宅・デザイン住宅をつくる設計事務所です

Two Box House

~幸せの箱~
これから子供が生まれる子育て世代のための住宅である。
敷地は9区画ある分譲地の入口の角地にあり、これから造られていく街並みのアイコンとしての建築と、建築主の特徴的な外観の住宅に住みたいという要望から、道路に向かってオーバーハングした2つの箱が重なりあった建物を提案した。
また、計画段階からオーバーハング箇所について構造事務所に相談しながら2つの箱が重なる立体的な形を実現している。
内部の計画は共働きで生活時間が異なる夫婦のため、リビング階段ではなく、リビングと寝室の位置を動線上からも切り離している。
リビングには向かい合った掃き出し窓と吹抜があり、リビングと2階スタディーコーナーは吹抜を介してつながり、明るく開放感のある空間となっている。
L字で囲まれた南側の庭は、周囲からの視線も気にならないことから休日にはご主人の趣味のギターの音が響き家族の憩いの時間が流れていることだろう。
この住宅が新しい家族を迎え入れた幸せの箱になることを願っている。

建設地 徳島県
階数  2階建て
構造  木造(R+house)
施工  ブリーズハウジング