線路沿いに建つ趣のある家
建設地は線路から道路を挟んだ向かいにある敷地で、子供が生まれ新しい生活を始めるための住居である。
外観は、高架工事を進めているため、将来の高架化を見越して西側線路沿いの窓は極力小さくし、南側の開口で採光と換気を計画し、格子による目隠しでプライバシーを確保している。
また、窓の大きさや位置を統一することによってシンプルな外観としている。
ポーチ
玄関・ホール
玄関・ホール
寝室。4枚引違障子は建替前の住宅で使用していたものを再利用し、従前の面影を引き継いでいる。
縁側
洗濯物干しワイヤー
掘り込み手摺
キッチンは既製品のキッチンに造作カウンターとタイルを組合わせ、コストを抑えつつもオリジナルのキッチンとしている。
季節によって畳を取り外すことが可能となっている。
居間は40cm上げることにより、空間に変化と、腰かけスペース、収納が生まれた。
2階居間から3階の階段を鉄骨のスケルトン階段とすることにより、上下の空間が繋がるように計画した。
バルコニー
3階は将来子供が増えることも想定して間仕切壁を設置して2室にできるように計画している。